Barcerona 2-2 Real Madread
一度は見るべき。
1999年ヨーロッパチャンピオンズリーグ決勝。マンチェスターユナイテッドとバイエルンミュンヘンが激突した。ベストメンバーとは言えないマンチェスターユナイテッドは、1点ビハインドのまま試合終了のホイッスルを聞こうとしていた。奇跡はここから起こった。試合終了間際の逆転勝利。この逆転劇はカンプ・ノウという最高の舞台で演出された。
10月11日深夜、ようやくバルセロナに着いた。日本時間で朝7時ごろ自宅を出て、関空からヒースロー、そしてバルセロナ。合計23時間を要した。なかなか遠い。
バルセロナの街はすごく落ち着いた雰囲気だ。新しい街と古いゴシック調の町並みがほどよくマッチしている。メインのランブラス通りでは、多くの大道芸人が人々の目を引きつけ、鳥を売る店や花屋、絵描きさんまで様々な光景が目に入り、歩くだけでも楽しいところだ。
さて、試合当日10月13日。問題はチケットの入手だが、バルセロナに来るまでに調べたところ、今回のお目当てのバルサーレアル戦に関してはチケットはほとんど出回らないらしい。チケットを手に入れるには、パスを貸してもらう。または、朝、スタジアムに行って招待席をさばいている人から買う、の2つ方法があるようだ。パスを貸してもらうにはちと言葉が不安だったので、これは最後の手段にとっておいて、朝(お昼近くだが)まずスタジアムに行ってみた。すると南側のゲート近くに何人かのおっさんが立っていて、こちらを見てすぐ”チケット”などと声をかけてきた。立ち見と指定席と持っていたが、指定席を買った。12,000ペセタ。日本円で1万円くらい。マジ?こんなにやすく簡単に手に入るの?と思うくらいあっけなくチケットゲット。その後、ランブラス通りにある日本語案内センター(ホテルの予約でお世話になった)に立ち寄って、席の位置を聞いた。よくわからないスペイン語と広いスタジアムなので、あらかじめ席の位置は調べておいた方がいい。買ったチケットはアウェー側のゴール裏スタンドの最上段だった。大丈夫かな。
カンプ・ノウスタジアム。ちょっと時間は早かった。
さてさていよいよ待ちに待ったレアル戦の時間が近づいてきた。ちょっと早めにカンプ・ノウに行き、あたりの雰囲気を楽しむ。バルサグッズを売る店がたくさん出ており、バルササポーターも早くから賑わっている。メシでも食おうと近くのバールに入ったが、店の周りはバルササポーターが早くも飲んで盛り上がっている。うーん、こんなやばそうな雰囲気は初めてだ。こちらもちょっと飲んで、気を大きくして、さて出陣。カンプ・ノウの中へと入る。カンプ・ノウは外からみるとコンクリートの固まりみたいな様相だが、中に入ると緑のピッチ、スタンドのベンチの色、明るい照明など、すごく美しいスタジアムだった。ゴール裏最上段だったので、階段をとことこと上るわけだが、結構疲れた。かなり高い。しかし、やはりピッチまでの距離はそれほど遠くない。どこから見てもいいサッカーを見られる。良いスタジアムの条件だ。ここに比べればフランスのスタッド・ドゥ・フラン(ワールドカップの決勝会場、今シーズンのチャンピオンズリーグの決勝会場)などはピッチまでの距離は遠かった。
時間もほど良く過ぎ、バルサイレブンが軽いアップのため入場。すごい歓声だ。そして間もなくレアルが入場、もの凄いブーイングだ。席がアウェー側とちょっと心配していたが杞憂に過ぎず、レアルサポーターを探すのは不可能なくらいバルサ一色だった。
INVITACIOってのがおそらく招待ってことだと思う。
夜も更けた21時試合開始。最上段でも良くゲームは見える。バルササポーターはチャンスになると歓声を上げ、逸すると”ウーッ”という声を発している。日本サポーターと違い応援が統一されている訳ではないが、試合に対する意識が凄く統一されている。正に本場と言った感じだ。試合はレアルのラウルがチャンスでの集中力の高さを見せつけ、1点先制した。ホームで負けるわけに行かないバルサはリバウドが同点弾、後半になってフィーゴが逆転弾を放ちスタジアムは最高潮に達した。ところが、その後バルサのクライファートがまたも暴言を吐き一発退場。試合を壊した。10人のバルサは逃げ切りを計り無理をしない。レアルは気迫の攻めでバルサゴールを脅かす。同点は時間の問題と思われた。そしてまたもやラウルが執念を見せ同点ゴール。2−2で試合終了。バルサが勝てなかったのが残念だが、スペインダービーは十分満喫できた。もの凄いパスがディフェンダーが足を伸ばせ届きそうな狭いところを行き交う。攻守の切り替えは異様に早い。目を離すヒマはまるでない。オランダ代表を揃えたバルサはやはりオランダスタイルのサッカーだ。それにリバウドの個人技がうまくマッチしている。リバウドは自分のボールは絶対奪われないという確信を持ってプレーしていた。DFが3人来ても決してひるむことはなかった。 異様な自信だ。一方のレアルはどちらかと言えば南米スタイル。テクニックはさすがで、特に左サイドにいたサビオのドリブルは凄かった。そしてラウルはもの凄い執念でゴールへ向かっていく。見応えがない訳がない。一流のチーム同士が、一流のサポーターの前で、一流のスタジアムでゲームをする。贅沢な時間だった。
サッカーが好きな人には是非、カンプ・ノウでの観戦をお勧めします。レアル戦でなければチケットの入手は問題ないようです。レアル戦もこのページに書いてあることを参考にすれば、買えるんじゃないでしょうか。もちろん保証はしませんけど(笑)。もし何か疑問な点がありましたら、ご遠慮なくメールを下さい。知りうる範囲でお答えします。
なお今回は、フッボル・エスパニョールというサイトの観戦ガイドを参考にさせて頂きました。この場を借りてお礼申し上げます。